2023年度について

気付いたら年が明け、新年度を迎えようとしています。だいぶ放置していましたが最初の投稿から1年強経ちましたので、軽く近況をお伝えします。

 

久々の投稿の経緯

以前お書きしたとおり、昨年の私はイソイソと資格試験の勉強をしていたわけですが、持っていれば死ぬことはそうそうないだろうという類の資格を無事取得し、就職先も決定したため4月から社会復帰することになりました。というわけで区切りが良いところで、本ブログを振り返ってみようと思った次第です。

試験勉強も佳境だったので全く更新していなかったのですが、気が向いたときにログインしてアクセスの確認はしていました。夏頃からは割と安定したアクセスがありましたが、年末年始頃からその数は増加しており、切羽詰まった卒論・修論生が現実逃避する姿が目に浮かびます。無事に卒業・修了されていることを願う限りです。

「逃げ癖と研究室不登校」シリーズは昨年1~2月にかけて投稿しましたが、その頃は割と「うつ」傾向な時期でしたので改めて見返してみると後ろ向きですね。今なら先行きが少しばかり明るくなったこともあり、もっとポジティブに書いていたと思いますが、まあこれも私の人生の一部かなということでこのまま残しておきます。

 

これまでの総括

本ブログは「研究室不登校」というニッチなところをテーマとしていることもあって、これからも安定したアクセスがあることでしょう(別に上がろうが下がろうが何にもならないですが)。「研究」をめぐる私達社会不適合者の状況が大きく変わるとも思えませんし、今後も毎年一定数の人に刺さる内容かなと思っています。

大事なことですので再三ですが、研究を通じて得られた知見を書き記します。自分に決定的に向いていないものがあると認識し、その体験の過程で生じた劣等感・無力感・羞恥心を忘れずに「防御的に計画して能動的に生きる」ことが、私達が生きていくために最も重要なことではないかと思っています。私達がいかに優れた頭脳をもっていようと、性格上社会でまっとうに成功できる可能性はそう大きくありません。しかし自分の欠点を認識して、自分にとって望ましい方向・場所はどちらであるか(文字通り)死ぬほど悩んだ経験は、順風満帆な人と比べた強みになり得ると私は信じています。頭を使って正しく軌道修正して努力を重ねることさえできれば、運良く追い風が吹いてくるかもしれません。私はとりあえず迎えが来るまでしゃーないから生きておいてやるか、くらいにはポジティブになれました。でも無理に生き続けたいという欲もないので、例えばがんになったりしたら、統計的に元通りの生活に高確率で戻れるような治療法がない限りは積極的な治療を受けるつもりもありません。

学校や研究で自殺願望を抱えるまでに至った皆さん。卒業するにしろ中退するにしろ、ともかく自分自身で一線を超えることだけは避けて、今の自分に何ができるかを考えて人事を尽くし天命を待ちましょう。ダメで元々なのですから自分の気分を害しそうな人との関わりを避け、不安や劣等感を煽るニュースやSNSを避け、そして目の前のしょーもないタスクとしょーもない娯楽だけに意識を寄せつつ気楽に死を待つスタンスが大事です。日本は有能に厳しく無能に優しい良い国(?)ですので、社会や自分自身に対して期待を抱くことさえしなければ、不幸になるリスクも他の国よりは少ないことと思います。足るを知る。皆さんに幸あらんことを。ウザいお話終わり。

 

今後の方針

さて、人は自由時間が増えれば増えるほどしょーもないことを考えるものなので、これから先は健康を害さない範囲で、仕事で頭と時間を埋めたいと思っています。以前提示した基準にしたがって、問題が生じても次が比較的見つかりやすい職種をきちんと選んだので、精神的にリラックスして望めます。仕事をある程度こなせるようになって余力ができれば、最近流行りのリスキリングを検討してもいいかなといった感じです。

そもそもどのような仕事であるかすら書くつもりもないので、今以上にログインすることは少なくなりそうですが、今回みたいに気が向いたときにでも更新しようかなと思っています。更新がまた滞っていたら、「あんな卑屈なブログを書いていた人でも、場所さえ良ければうまくやれるんだ」とポジティブに捉えてください。

「逃げるは恥だし役にも立たない」という考えは今も変わりませんが、逃げてドン底まで転がり落ちたとしても、立ち上がることはなんとかできるのかもしれません。